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  • 2024.8.9
  • グルメ

洗足池周辺で「テイクアウトOK」な素敵なお店見つけた!!

ふらっと散策するだけで、個性的なお店が次々と見つかる洗足池。店内でゆっくり食事をするのもいいですが、こだわりのグルメをテイクアウトして、洗足池でのピクニックやホームパーティーを楽しむのもよさそうです。そこで、洗足池でテイクアウトができるお店を巡ってみることにしました!

東急池上線「洗足池」駅の出入り口は1カ所なので、集合場所として便利。友人と合流し、駅を出て右手後ろにある商店街へ。さっそく、テイクアウトグルメを探しに出発です。

世界一のピッツァ職人がいる!?
「ピッツェリア ダ グランツァ 洗足池店」


最初に訪れたのは、「ピッツェリア ダ グランツァ 洗足池店」です。外観から雰囲気のよさが伝わるこのお店には、実はすごいピッツァ職人がいるんです!

店先には、テイクアウトのピッツァやイタリアンのお惣菜がずらり。「イタリアンハンバーグ 前菜2種つき」(750円)や「マグロ・しらす・ブロッコリー・きのこのトマトソースペンネ」(750円) などイタリアンならではのお惣菜は、どれもパックにみちみちに入っていて美味しそう!

お会計金額にぴったりの現金があれば、小さな箱にお金を入れてセルフで購入できるアナログなシステムも、商店街の温かさを感じさせます。

「世界一のピッツァ職人」のピッツァがテイクアウトできちゃう!

来店した誰もが気になるであろうトロフィーの数々。中でもひときわ大きなトロフィーは、オーナー坂本さんが2023年10月にローマで開催された「ピッツァワールドカップ」で受賞したものです。


(左から3人目がオーナーの坂本さん)

坂本さんは常に店頭にいるわけではありませんが、この日は特別に、世界一の職人の手でピッツァを作ってくださいました!

手際よく生地を伸ばし、具材を並べていきます。そして、あっという間に窯入れのタイミングに。真剣な眼差しとスピーディーな手さばきで火とピッツァを操る姿が、とてもかっこよかったです!

世界一を受賞した名物ピッツァ「カンピオーネ」をいただきます!

この日注文したのは、ズワイガニや黄金のトマトソースを使った「カンピオーネ」(3,630円)です。エビオイルでツヤを出したズワイガニの見た目が最高!!

そのままでも美味しいですが、醤油をつけることで、さらに格上げされた美味しさに……!
最初は「ピザに醤油?」とびっくりしましたが、最高の和洋ミックスです。
ほろほろとしたカニの美味しさはもちろん、チーズを使っていないからこそ感じられる薄めの生地の香ばしさに感動! さっぱりとしていながら、贅沢な味わいのピッツァです。

その他、名物の「ビスマルク」(2,420円)は、2度もテレビに出演したという話題のメニューです。
店頭に並んでいるもの以外にも、取り扱うほとんどのメニューがテイクアウトできます。事前に電話を入れておくと、待ち時間が少なくスムーズに受け取れるとのことでした。

世界一の職人のエッセンスが詰まったピッツァが気軽にテイクアウトできるなんて、とっても幸せです!

ピッツェリア ダ グランツァ 洗足池店

所在地:東京都大田区上池台2-37-6 鈴木ビル1階
アクセス:東急池上線「洗足池」駅から徒歩約3分
TEL:03-6421-9696
https://pizzeriadagranza.owst.jp/

店主とのおしゃべりも楽しい!
「たこ焼笛吹」

「洗足池」駅の方に戻り、ちょっとワクワクする線路下の道を抜けるとたどり着いたのは「たこ焼笛吹(ふえふき)」です。タイミングよく店主の伊郷さんがお店の外で迎えてくださり、そのにこやかな笑顔に癒されました。

「たこ焼笛吹」は、恵比寿からの移転を経て、洗足池で11年もの間愛され続けているたこ焼き屋さんです。お店の外には、たくさんのメニューやイベントのチラシが貼られており、ものすごい情報量に圧倒されます……!

店内に入ると、さらにたくさんの本や雑誌、漫画やチラシなどがありました。お客さんから寄付された資料がどんどん増え、お客さんがその資料で情報収集をし、まるで地域の情報交換所のように機能しているのだとか。雑誌やチラシからの情報だけではなく、伊郷さんの口からも大田区や洗足池周辺についてのお話がどんどん出てきて、歴史から文化まで守備範囲の広さに驚かされます。

たまごをたっぷり使った生地で焼く大きなたこ焼き!

おしゃべりが弾む中で、ふと思い出したのは、目的であるたこ焼きのテイクアウト。人気メニューをいくつか注文しました。オーダー後に焼いてくれるのが嬉しいポイントです。

たまごをたっぷり使った黄色っぽい生地がプレートにひたひたに入っている様子は眼福! 生地が焼けるいい香りが漂ってきて、ますます食欲を刺激されました。

焼き上がりを待っている間も、気さくにおしゃべりをしてくれる伊郷さんのサービス精神に脱帽。カメラを向けると、チャーミングなポーズまで決めてくださいましたよ。

バリエーション豊富な具材とふわふわの生地がたまらない!

定番のタコ入りの「たこ焼き」 はもちろん、プリプリのエビの「えび焼き」、手で千切ったウインナーが入った「ウインナー焼き」、厚切りベーコンの「ベーコン焼き」 といった変わり種も充実。ソースやマヨネーズに加え、わさび醤油やケチャマヨで楽しめるのもユニークです。テイクアウトすれば、大人のおつまみや子どものおやつにぴったりで、誰にとってもお気に入りの一品が見つかりそうです。


<店内飲食の場合、3個単位での注文も可能>

私がテイクアウトした中で1番印象に残ったのは、「ウインナー焼き」(6個入り450円)と「ベーコン焼き」(6個入り500円)です。恵比寿時代、外国人客の中にはタコを食べない習慣の人が多かったことから、タコ以外が入ったたこ焼きを考案したそうです。ふわふわで大きな具材がはみ出しそうなたこ焼きは、店主の心配りとお客さんとのコミュニケーションから生まれたと知ると、美味しさが倍増して感じられました。

ふわふわの生地とバリエーション豊富な具材のたこ焼きは、一度食べると忘れられません。テイクアウトして、誰かに教えたくなるようなたこ焼きです。

たこ焼笛吹

所在地:東京都大田区上池台2-31-2 清泉ハウス1階
アクセス:東急池上線「洗足池」駅から徒歩約1分
TEL:070‐5576‐5309
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/takoyaki_fuefuki/

「串ろう」で大山鶏の焼き鳥をテイクアウト!

最後に立ち寄ったのは、洗足池の商店街にある焼き鳥店「串ろう」。モノトーンの外観に粋な提灯が目を引き、店内もシックでオシャレです。

「串ろう」は、店主の中島さんが11年前にオープンさせました。飲食業界で長年の経験を積んだ中島さんが自信を持って提供するのは、鳥取県産の銘柄鶏「大山鶏(だいせんどり)」を使った焼き鳥です。店内で串打ちされるため、鮮度抜群の焼き鳥が楽しめるのだとか!

炭火で丁寧に焼かれる串!串!串!

電話で1本から注文可能な焼き鳥は、夜ごはんのメインやおかずのちょい足しにぴったり。迷ったときは、野菜串も含むおすすめの「6本セット」(960円) もしくは「12本セット」(1,780円) を選ぶのがおすすめです。

炭火で串を焼く中島さんの後ろ姿は、まさに職人そのもの。大きな背中で細かく串を動かしながら、丁寧に焼く様子に期待が高まります。

ジューシーな焼鳥をテイクアウトできる幸せ

修行時代から継ぎ足されているという秘伝のタレが絡んだ焼き鳥は、見るからにジューシーで美味しそう! 鶏もも肉を一口食べると、プリっとした食感と柔らかさに、鮮度のよさが伝わってきます。

ねぎまは、鶏肉のジューシーさはもちろん、ねぎの焼き加減が絶妙で、ねぎ本来の甘さと焼き目の香ばしさがたまりません。さっぱりとしたタレが素材の美味しさを引き立て、炭火焼きならではの香ばしさと組み合わさる、絶品の焼き鳥に出会えました。

焼き立てを注文することもできますし、店先のケースに並んでいる焼き鳥をすぐテイクアウトすることもできます。一度この美味しさを知れば、もうお店の前を素通りできなくなってしまいそうです!

串ろう

所在地:東京都大田区上池台2-23-9
アクセス:東急池上線「洗足池」駅から徒歩約5分
TEL:03-3728-7117
http://www.kushirou.jp/

洗足池周辺では、テイクアウトでも美味しいグルメを提供するお店をいくつも見つけることができました。「洗足池」駅から歩いてすぐの洗足池公園には、テーブルや椅子が備え付け

られている「洗足池公園休憩所」があるので、テイクアウトした商品をそこでいただくのもおすすめです。

洗足池に興味が出てきたら「洗足池をぐるっとお散歩! 気ままなソロ活やってみた」の記事もあわせて読んでみてください。

イートインでしか味わえない出来立ての美味しさも魅力ですが、テイクアウトすれば、自宅で本格的な料理を楽しんだり、ピクニックやホームパーティーでみんなとシェアしたりと、楽しみ方も広がりますね。

今回ご紹介した洗足池は、「馬池洗(まいせん)」と呼ばれるエリアに含まれます。馬込、池上、洗足池の頭文字からとられた名前で、これらの地域は古くから大田区の景勝地として親しまれています。洗足池を訪れる機会があったら、ぜひ馬込や池上にも足を運んでみてくださいね。

本記事のライター:岩井なな

プロフィール:
大学時代にオーストラリア、アメリカ、フランス、タイへの一人旅を経験。新しいもの、歴史を感じるものに関わらず、美しい建築に目がない。そのため、休日にはオシャレホテル宿泊、美術館や図書館巡りをして過ごしている。
現在は、東京都と富山県の2拠点生活を送る取材・インタビューライターとして、旅メディア・地域情報メディアを中心に活動。可愛いキャラクターが大好きで、大田区公式PRキャラクター「はねぴょん」がお気に入り。

監修:松本里美/三好順