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  • 2024.11.3
  • その他

15万人以上が来場!?「OTAふれあいフェスタ」に親子で参加してみた!

2024年に息子が産まれた私は悩んでいました。

「子どもを連れて遊びに行けるところって意外と少ない…」と。まだまだベビーカーが手放せない時期なので、あまり人に遠慮することなく過ごせる場所がいい。なおかつ、都内でも自然を味わえるスポットに息子を連れて行ってあげたい。

このように思っていたところ、「OTAふれあいフェスタ」の存在を知りました。広々とした公園で緑や海などを堪能できるとあっては、まさに求めていた外出スポットそのものです。

そこで妻を誘い、大田区で開催された区内最大のお祭りに親子で参加してきました!

OTAふれあいフェスタとは?

「OTAふれあいフェスタ」は、今年で35回目の開催となる区内最大の区民まつりです。令和6年は11月2・3日に開催され、2日間での来場者数は、なんと15万人超え!?すごっ!!

ふるさとの浜辺エリア(大森ふるさとの浜辺公園)や太陽のエリア(平和島公園)、緑のエリア(平和の森公園)の3エリアでの同時開催。子ども向けのイベントはもちろん、大人も楽しめるイベントが多数行われていて、予想していた以上に大盛り上がりでした!

ここは軽井沢…?と思わず声が出てしまう自然スポット

京急線「平和島」駅に到着し、ベビーカーを押して約10分。平和の森公園の入口に到着!

はぁ……空気が気持ちいい。

木々の緑と抜ける様な青空に「軽井沢みたいだねぇ」と妻。

心地よい風と木漏れ日を浴びて、少しずつ外出に慣れてきた息子も上機嫌でした。まさか大田区内の公園で軽井沢を感じられるなんて…。

ベビーカーで出かけるようになってから、必要性を感じるのがスロープ。公園内には各所に設置されていて、ベビーカーでも移動しやすくてめっちゃありがたい!

当日は子連れの来場者も多く見かけ、親子で楽しめるイベントなのだと期待が高まりました。

SDGsと地元の人気給食に触れる「緑のエリア」

緑が生い茂る場所を抜けると、人で賑わっているスペースが……
覗いてみると「ペッピ・ザ・クラウン」さんによる大道芸で大盛り上がり!!

観客を巻き込んで行われるパフォーマンスは、笑いや驚きの連続で、一見の価値ありでした。

 

その他、緑のエリアで興味深かったのは「SDGsについて考えよう&たこぺったん販売」のブース。

もともとは海のゴミであるシーグラスで作成されたペンダントは、「売り物ですか?」と言いたくなるほどのクオリティでびっくり。

大田区の海岸にも多くのシーグラスが漂着するようで、環境問題を考えながらそのゴミを有効活用しちゃえ!という発想が素敵ですよね。

よっしゃ!おしゃれなペンダントを作って妻にプレゼントするぞー!!
・・・っと思っていたのですが、12時前の時点で当日の体験枠が全て終了。なんという人気っぷり。

体験はできませんでしたが、実際に作っている場面を見させていただきました。
ご参加の方はきっと、いい思い出と貴重な学びがあったことと思います。

こういった体験を通して、私たちも今ある資源を大切にするため、小さなこと、できることから少しずつ取り組んでいかねばならないなと、改めて感じました。

アクセサリー作りのすぐ隣のブースでは、大田区発祥の人気給食メニュー「たこぺったん」が販売されていました。

いやいや、たこぺったんって何ですか?と思った方。安心してください。私も同じことを思いました。(笑)

たこぺったんは、溶いた小麦粉にタコやキャベツ、ニンジン、コーンなどの具材を混ぜて揚げた、大田区で約20年前に開発されたメニュー。「給食でたこ焼きを出してほしい!」という要望に答え、今では大田区の約半数の学校で採用されているそうです。

食べてみると…タコや野菜の旨味がふわっと口の中に広がっておいしい!!
たこ焼きというよりもお好み焼き風の食感で、かなり食べ応えがあります。

イトーヨーカドー大森店でも扱っているようなので、気になる方はぜひ!!

子どもが喜ぶアトラクションが豊富な「太陽のエリア」

お昼を食べ終え、少し体を動かしたくなってきたところで訪れたのが「太陽のエリア」。

お目当ては子どもと乗れる「ミニ新幹線」。本物の新幹線に乗る前に、こちらで遊びながら予行練習を済ませる予定でした。

ウキウキしながらミニ新幹線のブースに近づいていくと……

まって、これ何分待てば乗れるの……?

スタッフさんから「1時間待ちだよー」と無情な宣告。息子よ、新幹線に乗るのはまた今度にしような。ごめんね。

子ども連れに大人気のミニ新幹線は、東北新幹線「はやぶさ」のようなカラーリング。大人も子どももニッコニコで乗車していました。うらやましー!!

気を取り直して参加したのが、「消防ふれあいコーナー」。消火訓練を体験でき、妻も他の子どもたちに混じって楽しそうにしていました。

これで自宅が火災に見舞われても安心です。


消防車の前で記念撮影。消防士さんが気を利かせて、「東京消防庁」の文字が見えるように息子の胸の上にオレンジの制服をかけてくれました。

次回参加する時は、この制服を息子に着せて記念撮影したいですね。

フェスタクルーズが楽しめる「ふるさとの浜辺エリア」

お祭りの終盤に訪れたのが、京浜運河に隣接する「ふるさとの浜辺エリア」。羽田空港周辺をおよそ90分かけて周遊するフェスタクルーズが大人気の企画。

ぜひ乗ってみたいと事前に応募したところ…ラッキーなことに当選!ワクワクしながら、早く当日にならないかな~と待ちわびていました。

さて、そろそろ出航の時間だ。

船着場へ向かうその道中……


「ワッショイ、ワッショイ!」と聞こえてきた先に見えたのが、フェスタ名物である「OTAパレード」。

会場内に担ぎ手の掛け声が響き渡り、練り歩いている姿は迫力満点!!
ただ、あまり見惚れていると乗船時間に間に合わないため、泣く泣く船着場へ向かいました。

ちなみに乗船は小学生以上とのことだったので、妻と息子にあらかじめお願いして陸上で待機しておいてもらいました。

船着場のあるふるさとの浜辺公園内には、所々にベンチや休憩スペースがいくつかあるので、たくさん歩き疲れてゆっくり過ごしたいときも安心です。

無事にフェスタクルーズの船着場に到着。20人程が乗れる船は、普段は沖釣りの漁船として運行しているのだとか。

出航しておよそ5分後、東京モノレールの線路下を通過。
モノレールを水上から見上げる経験なんて、なかなかできないですよね!

クルーズ中に海鳥の大群にも遭遇。100羽以上の群れが一斉に飛び立つ姿は圧巻!!

一緒に乗船していたお客さんたちもスマホを向けてバシャバシャ写真を撮影していました。

それから京浜島や昭和島を海から眺めながら、船は順調に進んでいきます。これも普段の生活の中ではなかなか見ることのできない貴重な体験でした。

クルーズの折り返し地点で見えてくるのが羽田空港。ここから多くの飛行機が大空へ飛び立っていきます。

海面に反射する陽の光がキラキラして、とてもきれい……!

飛び立っていく飛行機をパシャリ。風向きや運行ルートによっては真上を通ることもあるそう。

あっという間の90分間でしたが、たくさんの見どころがあるため、気になる方はぜひ乗船してみてください!

OTAフェスタも終盤、大田区の公式キャラと遭遇!!

箱に収まるはねぴょん……かわいい!!

フェスタクルーズを終え、最後に立ち寄ったのが大田観光協会のブース。大田区の公式PRキャラクターである「はねぴょん」グッズが数多く販売されていました。

新商品である、はねぴょんのきんちゃく。白と紺色の2種類があり、どちらを買うか迷う……

ええい!いっそのこと、どちらも買ってしまいましょう!


お座りはねぴょんもかわいい……。
これは人気が出るのも頷けますね。

と思っていたら、偶然にもはねぴょんご本人と遭遇!!
はねぴょん熱が高まっていたので、大興奮で記念写真を撮ってもらいました!

この間にも、はねぴょんを見つけた方々の人だかりができはじめていました。
はねぴょん人気、恐るべし……

寝ている息子をのぞき込んでくれるはねぴょん。

このコラボレーションは尊い。はねぴょん、サービスしてくれてありがとう……!!

大田区最大の区民まつりを楽しもう!

今回は「OTAふれあいフェスタ」に出展していたブースやグルメ、クルーズ企画を紹介しました。

大田区の魅力がこれでもかと込められた企画の数々。子どもだけでなく大人も楽しめるプログラムが目白押しで、1日では堪能し尽くせないほど充実していました。

私たち家族のように歩き回るのもよし、一つのエリアを楽しみ尽すのもよし。小さいお子さんがいても安心して楽しめますので、来年も「OTAふれあいフェスタ」に足を運んでみてください!

OTAふれあいフェスタ

会場:
平和の森公園(緑のエリア)…東京都大田区平和の森公園2-1
平和島公園(太陽のエリア)…東京都大田区平和島4-2
大森ふるさとの浜辺公園(ふるさとの浜辺エリア)…東京都大田区平和の森公園2

アクセス:
京急線「平和島」駅より徒歩15分、またはJR「大森」駅東口・「蒲田」駅東口付近から無料送迎バス
開催時間:10:00〜16:00
https://www.city.ota.tokyo.jp/event/event_kankou/festa.html

本記事のライター:梶原 たくま

プロフィール:
品川区在住のフリーライター。本業で理学療法士をしつつ、取材ライターとして活動中。現在は育児休業を取得し、妻と息子の家族3人で外出できるスポットを探し回っている。大田区のお気に入りスポットは「洗足池」。週に1回は洗足池公園を散歩している。

監修:松本里美/三好順