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  • 2023.7.11
  • グルメ

教えたい!池上さんぽで出逢える身近なアレの専門店♪

ここ最近増えてきた、さまざまな「専門店」。
おにぎり専門店、抹茶専門店、おみそ汁専門店、やきいも専門店、お魚のサバ料理専門店などなど・・食品の分野だけでも挙げたらキリがないくらい。
なかには、アボカド専門店やパクチー専門店なんてのもひそかな人気なんだとか。

どれも魅力的!
ただ、“専門店”と聞くと、実は気になってはいるけど行ったことないお店にはなかなか入りにくいのよね~・・と思っている方も少なくないはず!(かくいう私も、その一人でした(笑))

でも、どんなお店なのかやっぱり気になりません??

そこで今回は街歩きが趣味兼仕事の私が、池上周辺をお散歩していた際にみつけて気になっていた専門店にお邪魔して、店主さんにお店の魅力をお聞きしてきました!

まずはこちらのお店から!ごまの専門店

ごまのお店 いい友

東急池上線池上駅から池上本門寺に向かって歩いていくと、参道沿いに「ごまのお店」と、とても大きく分かりやすい看板のこちらのお店が見えてきました。
文字通り、ごまの専門店です。

仕事柄、外食が8割で食生活が不規則になりがちな私は「健康を食べましょう」というフレーズに惹かれてしまいまいた。
これはもう、入るしかないでしょう!

一口に“ごま”といっても、こちらのお店で取り扱っている商品のうち、およそ8割は比較的香り高い“金ごま”を使用しているとのこと。
市販品のものよりも“ごまの風味”を感じられ、いりごま・すりごまというシンプルな商品も、さすがは専門店!と唸るほどでした。

白ごまを煎らずに作る「生搾り胡麻油(1026円)」は、とても軽い口当たりだからサラダにかけたりオリーブオイルのように活用できるよ、と店長さんに教えていただきました。
サラダ+ごま油といえばチョレギサラダくらいしか思いつくレパートリーがなかった私にとって、これは目からうろこな情報!

そして忘れてはならない!
池上本門寺土産でも有名なこちらのお店の名物の一つ「ごまおはぎ(594円)」は、取材中に来店されたお客様が、何本もまとめ買いしていく光景がたびたび見受けられました。
それだけ、みなさんに愛されている美味しさってことですね(^ ^)♪


※画像:「ごまのお店 いい友」様 ご提供

いい友さんの「ごまおはぎ」は、一般的な俵型・・ではなく、なんとのり巻きのような棒型。
粒感をしっかり感じられるつぶあんをもち米で包んだ金ごまと、なめらかな舌触りのこしあんをもち米で包んだ黒ごまの2種類が1本になっているので、これをご自宅でお好きな大きさにカットしていただきます。

私も購入していただいてみましたが、ごまのいい香りと優しい甘さのあんこがお互いを引き立てあっていて、ひと口食べた瞬間すぐ思いました。
「もう少し大きくカットすればよかった・・」と。
一切れ食べた後、あともうちょっとだけ・・!もう一口・・!と欲張っているうちに、いつの間にかペロッと食べきってしまった、そんな逸品でした。

いい友さんは通販での販売も展開していますが、この「ごまおはぎ」のみ賞味期限の観点から店頭販売のみ、としているそう。
ここのお店に行かないと買えない。けど、このためだけに行く価値はある!!

区外に住む甘党の友人にオススメを聞かれたとき、私は迷わず「ごまおはぎ!」と答えることでしょう。

「子供からお年寄りまで、安心して食べられるものを届けたい」というお店の想いが、来店されるお客様それぞれにしっかりと伝わっているようで、地元の方や観光客が多いとおっしゃっていましたが、取材中小さいお子様連れでお買い物されている方もいました。

他にもたくさん、いつもの食卓を豊かにする魅力的なごま商品があるので、ぜひお気に入りを探しに行ってみてください!

ごまのお店 いい友

〒146-0082
住所:東京都大田区池上4-18-1
TEL:03-3752-0141
東急池上線「池上駅」から 徒歩5分
公式HP:https://www.iitomo-goma.co.jp/

“専門店”て、とても興味深い・・♪
他も探してみよう!

と、いうことで。次にお邪魔したのは、コーヒーの専門店

自家焙煎珈琲豆屋 豆豆(ZUZU)

閑静な住宅街にある、赤い壁がかわいらしいお店です。
普段珈琲はあまり飲まない・・けどこういう珈琲がオススメの喫茶店にはいつか入ってみたい!とずっと思ってはいたものの、(もう少し大人になったら・・)と、勝手に遠慮してしまっていた私。

どんな雰囲気のお店なんだろうな~と想像しつつ店内へ入ると、“カランコロン”と鳴るドアベルの音とともに、香ばしい珈琲のいい香りと優しい店主さんが出迎えてくれました。

店内に入ってまず目に留まるのが、コスタリカ、ブラジル、エチオピア・・・と、珈琲素人の私でも知っている産地の豆が入った瓶が、カウンターにずらりと並べられている光景。

店主さんが大の珈琲好きというところから始めたお店だそうで、店主さんの珈琲愛が店内のそこかしこに垣間見えるお店です。

産地の書かれたラベルをよく見ると、ナッツの香り、チョコレートのような香り、レモンティーのような味わい、など店主さんが実際に飲んでみて感じた飲み口や香りが書き込まれていました。

珈琲の知識が全くない私は見た目や産地では味の判断ができないので、風味のイメージがしやすくとても参考にできてありがたい!

たくさん種類があってどれにしようか迷ったので、今回は優しい店主さんにいろいろお聞きして、あっさりしてて飲みやすいよ~とオススメいただいた「タイのブルームーン(500円)」という品種のコーヒーを注文しました。


「これはたしかに飲みやすい・・!」
ミルクも入れずにひとくち飲んでみて、思わずそうつぶやいてしまいました。

珈琲が大好きな店主さんがこだわっている、 “冷めても美味しい”豆豆さんの珈琲。
冷めるとどうしてもイガイガしたりえぐみや渋みが出てきてしまい、最後の方は飲みにくくなってしまう・・・なんてこともありますが、そんなイメージがガラッと変わりました。

個人的に珈琲の雑味が苦手で普段は紅茶を選ぶ機会が多かった私が、そんなことは全く感じずに、最後のひとくちまで美味しくいただけた一杯です。

それから、豆豆さんの特徴ともいえる、カップの横に添えられた小さくカットされた羊羹。
一般に“珈琲のお供”と言えばクッキーやチョコレートなどを思い浮かべますが、豆豆さんでは和菓子をお供に珈琲をいただきます。
こちらは、南馬込にある「御菓子司わたなべ」さんの羊羹を仕入れているんだとか。

お砂糖やミルクを入れなくても、優しい甘さの羊羹がちょうどいい。
ブラックで飲むことができなかった私でしたが、試しに羊羹をちょっとだけ口に含んで珈琲を一口・・・。珈琲ってこんなに美味しいんだ!と、新たな発見もありました。

隣のお席では、店主さんとご年配の常連さんが「今度旅行行くから何日まで来れないからね~」なんて他愛ないお話されていました。
店主さんとしても「定期的に顔を見せに来てくれるから安心なの」とおっしゃっていたので、このお店での交流は、ご近所のみなさんにとっても日常に欠かせない大切なお店なんだなと伝わってきます。

店内で味わうだけでなく、好きな銘柄を一杯ずつドリップ珈琲に挽いてくれるサービスも。
お店で飲んで美味しかったものをお持ち帰りするのもよし、ちょっとした手土産にするもよし。
私がめちゃくちゃ感動した一杯を珈琲好きな同僚にも飲んでもらいたい!と、自分用とお土産用にいくつか作ってもらいました。
“自宅でも美味しい珈琲を淹れるコツ”も教えていただきました。飲むのが楽しみ♪

個包装のパッケージには、事前にお願いすれば写真のようなメッセージもプリントしてくださるそう。

珈琲好きなあの人に、プレゼントしてみてはいかがでしょうか?

珈琲の知識豊富な店主さんとのお話を楽しみながら、ゆるりとしたひとときを過ごしたい方にオススメなお店でした。
次にお伺いするときはどの一杯にしようかな~♪

自家焙煎珈琲屋 豆豆

〒146-0082
東京都大田区池上4-5-12
TEL: 03-6410-2289
東急池上線「池上駅」から徒歩7分

最後にご紹介するのは、梅干しの専門店

紀州南高梅専門 池上大江農園本店

池上駅周辺を散歩していたら、店先のピンク色ののぼりに“手造り梅干し”とかかれたこんなお店を見つけました。

おにぎりの具や梅しそ肉巻き、梅きゅう、お弁当メニューなどなど・・。
レシピサイトで検索してみるとレパートリーが豊富で、日本人にはとても身近な食材ですよね。

ここ最近真夏日が続いているし、梅干しって夏バテ対策にも良いってテレビや雑誌などでも見たことがある。
だからこそ、“専門店”の梅干しってどんなのだろう??と気になったので、入ってみました!

こちらの池上大江農園さんでは、自社農園・工場で作られた和歌山産「南高梅」の梅干しがずらりと並べられています。

シンプルな塩漬けのほかにも、はちみつ漬けやしそ漬けに味付けされたものがありました。
塩分濃度が8%~20%と様々で、それぞれちょっとずつ味見をさせていただきましたが、食べ比べてみると違いがはっきり分かる!風味や塩味が全く違っていて面白い♪

はちみつ漬けは、梅のさっぱりとした酸味とはちみつの自然な甘さがとってもマッチしていて、おやつやお茶請け用に購入されていく方も多いそうです。
梅干しと言っても思いのほかとてもマイルドな味わいで、酸っぱいのが苦手なお子様のおやつにしているご家庭もあるというのも頷けます。

また、贈答用に包装されているものもありました。
“高級梅干しを贈り物に”って・・ちょっと贅沢じゃないですか?
私はまだそんな経験がないので、上司におねだりしておきました。笑

贈答用だけでなく一粒ずつ購入することもできます。(小包梅 195円)
たまの贅沢用にするもよし、1種類ずつ食べ比べしてそれぞれの違いを楽しんでみるもよし♪

ほかにも、手軽におにぎりや手巻き寿司の具などに使いやすいようにすり潰したチューブタイプや、甘酸っぱい梅ゼリーも人気商品の一つ。
店主さんのご自宅では、梅ゼリーを凍らせてお子さんのおやつにされているんだとか。

せっかくなので私も購入して自宅で試してみましたが、甘酸っぱくてとっても食べやすく、2個3個・・とついつい手が伸びてしまいました。笑

ようやく梅雨も明けて、いよいよ夏本番が到来します。
毎年毎年最高気温が高くなっていて、自分で気づかぬうちに体調を崩しやすくもなってくるので、熱中症対策の塩分補給にぜひ美味しい梅干し取り入れてみてください♪

紀州南高梅専門 池上大江農園本店

〒146-0082
東京都大田区池上1-28-9
TEL:03-5447-0598
東急池上線「池上駅」から徒歩8分
池上通り沿い 池上特別出張所近く

今回それぞれの専門店の店主さんにお話をお伺いしてみて、どのお店も専門店ならではの知識や知恵を丁寧に教えてくださり、「お客様に体にいいものを提供したい」という想いが詰まっていると感じました。

それは、添加物などをできるだけ含めない安心安全な商品づくりという点ももちろんありますが、いつもと違う“ちょっとした贅沢”を自宅で味わうことができる、という点で気持ちにもゆとりが生まれ、「心にもいいもの」を届けているようにも思います。

これを機に、普段はスーパーやコンビニなどで手軽に買っていたアレを、ときたま“専門店”で購入してみようかな♪


本記事のライター:松本里美

プロフィール:
食べ歩きと散歩が趣味で、時間を見つけては気になるお店を常にチェックし、訪問。
今ではGoogleマップ上のピンは東京都内だけで1000件を超えるほどに。ネットでの評価より自分で体験した味や雰囲気をなにより大事にしている、都内ITコンサル会社で働く、SNSプランナー。