チーム仲間まわしの「素顔」インタビュー
【シナノ産業株式会社 コーキさん】

続いては、樹脂素材の加工で協力していただいている
シナノ産業株式会社の遠藤晃毅さん(以下、コーキさん)にインタビューを行いました。

ーーでは改めて、日頃の業務内容を教えてください。

主にマシニングセンタという工作機械を使い、あらゆる樹脂の精密な切削加工を行っています。
少量多品種を得意としていて、個人のお客様のご相談も受けています。既存の樹脂製品への追加工もやっていますよ!

ーー少量多品種は頼もしいですね!職人としてのコーキさんはどのようなところが強みだと思いますか。

現在は樹脂の加工を専門としていますが、以前は金属切削加工に携わっていたこともあります。
樹脂と金属、二つとも同じ切削加工ですが、やり方が違う部分もあれば共通している部分もある。
その中で様々な加工方法が知れたし、両方とも加工できる知識と経験値が私の強みだと考えています。

ーー幅広い知識を付けるのは大変そうですね!その中でやりがいや情熱を注ぐポイントはありますか。

やはり加工が難しいものに取り組む時と、それが完成した時ですね。
どうやって加工するかと悩むんですが、誰も考えつかないような方法をひらめいた時に「良い段取り組んだわ…」って自己満足したときは思わずニヤリとしてしまいますね(笑)

ーー今回のツアーへ参加される方にどんなことを知ってもらいたいでしょうか。

まずはどんな機械を使って、どんな加工をしているのかを知ってもらいたいです。
樹脂の種類って沢山あるので、みなさんが知らない素材がまだまだあるかもしれませんね!

ーーオープンファクトリーを通じて、チーム仲間まわしや大田区に対する思いはありますでしょうか。

チーム仲間まわしは特別な存在だと思っていて、ここでしか出来ないことがあると感じています。
今回のツアーだけでなく、また新しいことに挑戦していってもらいたい。
町工場は今後、個人やデザイナーの方にもっと来ていただけるようになったら良いですね。
純粋に大田区、そして武蔵新田・下丸子の地域がもっと盛り上がってほしいです。

ーーこれからも難しい加工だけでなく様々な活動に挑戦していってください!

<まとめ>
町工場の職人と聞くと頑固な職人さんをイメージされるかと思いますが、中にはコーキさんのように気さくに受け答えしてくれる方もいらっしゃいます。「個人の方からの加工相談は発想力が凄くて刺激になる」というお話もありました。
得意とする加工の知識と新たな発想が掛け合わされることで、絶えずアップグレードされていくコーキさんの今後にご期待ください!

おおた技めぐりへ戻る