チーム仲間まわしの「素顔」インタビュー
【ハタノ製作所 ハタノさん】

溶接を主とした金属加工をしながら「チーム仲間まわし」のリーダーを務める
ハタノ製作所の波田野哲二さん(以下、ハタノさん)にインタビューを行いました。

ーーでは改めて、日頃の業務内容を教えてください。

ティグ溶接と呼ばれる技術をメインに、様々な金属製品を製作しています。特に、製造業だけでなくデザイン業やアーティストの方からの加工相談も受けているのが私の特徴です。日頃から他業種に向けて工場見学を受け入れたり、要素技術の魅力を伝える活動も行なっています。

ーー日頃からオープンファクトリーをされているのですね。どうしてそのようなことをするのでしょうか。

もともと他の溶接工場で働いていたのですが、閉鎖的な町工場に危機感をもっていました。
過去のおおたオープンファクトリーに参加した際、一般の方はもちろん、他工場様や地域ボランティアの方と交流できて、とても視野が広がりました。私のような小さな工場が生き残るためには様々な視点の方から意見を取り入れていくしかないと考えています。

ーー今回のツアーへ参加される方にどんなことを知ってもらいたいでしょうか。

実は「おおた技めぐり」には裏のテーマがあって、町工場の技術を知ってもらうこともとても大事だと思っているのですが、私はぜひこの町で働く人の存在を知ってほしいと考えています。様々な環境や立場の中で、地域を盛り上げるために全力でやってくれる職人さんたちの人柄を知って貰えば、必ずその人のファンになる。
せっかくの機会ですから、町工場で働く人とたくさん交流して頂きたいです。

ーーオープンファクトリーを通じて、大田区やチーム仲間まわしに対する思いはありますでしょうか。

おおたオープンファクトリーのおかげで職人としての視野が広がり、現在の私があります。
これから製造業の世界を志す次の世代の方々にとって刺激となってもらえるよう、チーム仲間まわしは常に新しいことにチャレンジをする集団でありたいと考えています。

ーー次はどんな挑戦をされるのか、今から楽しみです!

<まとめ>
「人を繋ぐ溶接工」というキャッチコピーのハタノさん。チーム仲間まわしのメンバー同士で話が盛り上がっている時が一番嬉しいとお話ししてくれました。イベント当日はツアーガイドを担当されますので、大田区の町を歩きながらぜひハタノさんの明るい人柄を感じてみてください。

ハタノ製作所さんが製品した「パイプフレーム」

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