ゼロ距離連携の最前線を体感する
【ベンチャーフレンドリー体感ツアー・田中 宙さん(有限会社安久工機)】

モノづくりのご相談なら何でもお任せ、「モノづくりのコーディネーター」安久工機の田中宙さん。
ベンチャー企業と町工場のマッチングを加速させたい…大田区の町工場の可能性を、感じてもらいたい!
大田区の町工場の未来へ、アツい思いをぶつけた「ベンチャーフレンドリー体感ツアー」についてお話を伺いました。

新しいモノづくりと町工場を結ぶ

本日はよろしくお願いします!
早速ですが、企画の概要を教えていただけますか?

―一言で言うと、”新しいものづくりの事例を見てもらう“ツアーです。ツアーというよりは工場見学付きのクロストーク会という方がしっくりくるかもしれません。
ベンチャー企業と町工場が協働している先進事例を見学、またベンチャーフレンドリーな工場を紹介し、意見を活発に交換できる場にしたいと思っています。!

ベンチャーフレンドリー…聞きなれない言葉ですが、どういう意味なのでしょう?

―スタートアップ企業と協力した、挑戦的なものづくりに協力的な町工場を意味します。
町工場の受注への姿勢は様々で、昔ながらの取引を大切にしたい会社もあれば新規開発に積極的な会社も。協力工場を求めるベンチャー企業は、これらの違いを問わずしらみつぶしに問い合わせなくてはならないという実態があります。
ベンチャーとのビジネスに前向きな会社、「ベンチャーフレンドリー」な会社が最初から手を挙げていれば、スムーズなマッチングが可能ではないかと考えています。

なるほど…では、参加できるのはベンチャー企業の方、ということでしょうか?

―「新しいものを作りたい!」という熱い思いをお持ちの方であれば、誰でも歓迎です!
大田区にも、情熱を持った人材と新たなものづくりに挑戦したい町工場がたくさんあります。そのマインドを感じ、大田区の町工場へのイメージが変われば良いですね。

「ベンチャーフレンドリー」について熱く語っていただきました。

町工場とスタートアップのゼロ距離連携

このツアーを企画したきっかけは何なのでしょうか?

―ベンチャーフレンドリー構想の実現に向け、非常に先進的な事例と遭遇したことがきっかけです。
先ほども少しお話ししましたが、ベンチャー企業と大田区の町工場をスムーズに繋げ、モノづくりの可能性を広げる仕組みを構築したいと考えています。
実現に向けて活動していたところ、極東精機製作所さんと出会いました。詳しくはツアーでお話しできればと思うのですが…町工場とベンチャー企業が一体となって連携し、考えられないスピードで開発が進んでいるんです!
こんな話私自身聞いたことがありませんし、今後の大田のモノづくりに活きるエッセンスが詰まった事例ではないかと思っています。ベンチャーマインドを持ったアツい方々と一緒にこの現象を紐解きたい、というのも企画の狙いになります。

極東精機製作所でのモノづくりのようす

多摩川散歩で頭を整理

大田区のモノづくりの未来にわくわくしてきました!
ちなみに田中さん、このまちでおすすめのスポットはありますか?

ー多摩川ですね!仕事で煮詰まった時は多摩川の河川敷をひたすら散歩します。だんだん思考が整理されていくんですよ。
ただ、うちの父もよく歩いているので…遭遇すると少し気まずいですね(笑)

最後に、この記事を読んでくださった皆さんに一言お願いします!

―町工場とスタートアップのゼロ距離連携の最前線、見にきてね!

聞き手:手代木 茜
編 集:平野 里穂
取材日:2021年10月17日