離れていても、モノづくりの五感を伝える
【工場見学LIVE!・篠 朱莉さん、谷藤 健太さん(東京都立大学)】

今年のツアー企画で唯一のオンライン開催となる「工場見学LIVE!」。コロナ禍で生まれた新たなツアーの形を、モノづくりの現場からもお届けするべく奮闘する企画者のお二人にお話を伺いました。

”全国どこからでも”、”おうちから”参加できます

ーー早速、企画の概要をざっくり教えてください!

篠:一見団地のように見えるけど、入居者はみんな工場!という「工場アパート」の中を見学できるツアーです。工場はもちろんですが、工場アパートならではの施設についてもご紹介します!オンライン会議ツール『zoom』を通してご自宅からオンラインで見学していただきます。

ーーでは、この企画を考えたきっかけはなんだったのでしょうか?

篠:一番の理由は、昨年のOOFで実施したオンラインツアー企画が好評だったことです。今年はさらにパワーアップして、“全国どこからでも”、“おうちから”参加できることを意識しました。

昨年度のオンライン企画のようす

ーーなるほど。それでは、こんな方にぜひ参加してもらいたいというのはありますか?

谷藤:昨年、親子連れの方々に好評だったので今年もぜひ家族で見てもらいたいです。子どもたちに少しでも町工場に興味を持ってもらいたいな、と考えたときに、おうちから参加できることでハードルを下げられるんじゃないかと。まだまだコロナ禍、というのもあるので。

ーーたしかに、今回のツアーラインナップでは唯一のオンライン企画ということで、大田の町工場を知る「きっかけ」になったら良いですね。

谷藤:そうですね。「そもそも町工場ってなに?」という方々に、ぜひ参加してもらいたいです。

インタビューは普段活動している大学の学生室で行いました

離れていても「五感を伝える」

ーーでは、ツアーの見どころやイチオシポイントを教えてください。

谷藤:まず、おうちから参加できるのは一番のポイントです。オンラインなので、人数制限もありません!また、今回の舞台となる「工場アパート」テクノFRONT森ヶ崎※1には関係者以外は普段入れないので、今回のツアーは貴重な機会になると思います。
篠:あと、今回巡る町工場さんの中には共同で製品開発をされている会社さんもいらっしゃるので、そのような町工場同士の関係性も見てもらいたいです。

※1 テクノFRONT森ヶ崎…大田区大森南に位置する産業支援施設(工場アパート)。現在、約50の企業が入居している。

ーーまさに「工場アパート」ならではですね!それでは、企画する中で心がけていることはありますか?

谷藤:オンラインツアーと言っても、その場にいる感覚を持ってもらえるように、五感を伝えることを意識しています。そのために、リポートの仕方やカメラワーク、zoom上での進行の方法などを工夫していきたいと考えています。

念入りな打ち合わせを重ねています。当日をお楽しみに!

ーー本日はありがとうございました!では、最後にみなさんへメッセージをお願いします!

篠:最後まで読んでくださりありがとうございます。遠くからでも参加できるのがオンラインツアーの魅力なので、ぜひご参加ください!

聞き手:手代木 茜、平野 里穂
編 集:手代木 茜
取材日:2021年10月14日

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