これまでのオープンファクトリー
おおたオープンファクトリー概要
東京都大田区の町工場を公開し、モノづくりの技術や職人と触れ合う見学・体験プログラムを提供することで、来訪者、町工場、企画者が一緒になって、モノづくり及びモノづくりのまちを盛り上げるイベントです。
現在では、全国数十のモノづくり産地や工業地域で実施されていますが、大田区では、2012年2月に東急多摩川線沿いの下丸子駅・武蔵新田駅周辺エリア(新田丸エリア)を中心にスタートしました。
14 回目の開催となる今年は、引き続き「のぞきに行こう 技術の世界」をテーマに、あなたもきっと、のぞきたくなる、特別な技術の世界へご案内します。
企画運営体制
おおたオープンファクトリーは実行委員会形式で企画・運営に当たっています。一般社団法人大田観光協会を事務局とし、地元工業団体の大田工業連合会と工和会協同組合、一般社団法人おおたクリエイティブタウンセンター、横浜国立大学、東京都立大学等が中心的役割を担い、これに参加工場、商店街、電鉄、市民団体が連携し、そしてボランティア組織「ねじまき隊」(※)をはじめ、区内のさまざまな企業・団体や大田区のサポートを得て運営されています。
※今年度は一般募集は致しません。
メディア掲載 / 受賞実績
新聞やテレビ等のメディアでの露出や、「産業観光まちづくり大賞 金賞」(日本観光振興協会)、「ジャパン・ツーリズム・アワード 地域部門賞」(日本観光振興協会他)、「地域発!いいもの」(厚生労働省)などの表彰機会に恵まれ、大田区のモノづくりの価値や魅力を発信する絶好の機会となっています。
また、2020年度には、観光庁実証事業「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテツ造成実証事業」、2021年度には同「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」に採択され、コロナ禍での新たなオープンファクトリーのあり方にチャレンジしてきました。
その成果は、新たな観光コンテンツ創出の事例として、観光白書(令和3年度版)や、経済産業省 近畿経済産業局による地域一体型オープンファクトリー事例集「OPEN FACTORY REPORT 2.0」に掲載されました。
おおたクリエイティブタウン構想
おおたオープンファクトリーは、「モノづくり」「まちづくり」「観光」を連携しながら進めてゆく「おおたクリエイティブタウン構想」を構成する一つのプロジェクトとして取り組まれています。
町工場に見たり入ったりする機会を様々な人に提供することで、近隣住民の地域への愛着の醸成、町工場の人材育成や新たなモノづくり、地域価値のプロモーションなどが期待されます。
また、モノづくりの現場やまちに魅力的な人材を惹きつけるプラットフォーム(土台)にもなっています。
これまでのオープンファクトリー
おおたオープンファクトリーは第5回以降、参加工場数 60 社前後および来訪者数4,000人前後と、安定的に運営が行われています。
その背景としては、第4回までに、区内の島部や臨海部等へのエリア拡張が実現し、以降は規模の拡大というよりは、既存コンテンツの質を高めたり、企画や運営に関わる新たな人材を巻き込んだりすることに注力してきたことが挙げられます。
また、当初は台風や大雪など天候面での不運もありましたが、近年は総じて好天に恵まれています。
なお、2020年は新型コロナウイルスの影響により、2020年はオンライン、2021年は参加者数を絞りツアー形式での開催となりました。
2023 年には、横浜国立大学・東京都立大学・武蔵野美術大学の学生チームを各オープン工場とマッチングし、工場の魅力の言語化・展示物やディスプレイの方法等を提案し、いままでとは異なる視点での工場オープンを実現しました。